◆岩倉具視『文久二戌年 日記』(別刷解説の表題は「対岳公日記影本」)、財団法人・岩倉公遺蹟保存会、昭和7年・影印初版本、半紙三ツ切本、全40丁、一冊+別刷解説一葉.
◆幕末に当時は「公武合体」を模索していた岩倉具視が、尊皇攘夷を唱える三条実美らから弾劾され、さらには志士たちにより命まで狙われたことを受けて、文久2年9月に出家して西賀茂の霊源寺に逃れ、岩倉村に閉居するまでの過程で記した日記を影印版で刊行したもの.財団法人・岩倉公遺蹟保存会が昭和7年に影印版で刊行したもので、別刷解説一葉共.小説家・劇作家として知られた長谷川伸の旧蔵書で、表紙右下にラベルを添付.岩倉具視の生涯を通して、幕末の政治史をたどる貴重史料.