このところ、レースの生地を使って模様を 粘土に写すという作業をしています。
この作品は、素焼きしたお皿の表面に レース生地を置いて
上からコバルトを はけ塗りしました。
レース生地の 穴の空いた部分だけコバルト顔料が塗られます。
青いはなびらが、散りばめられた様な 単調ですが 上品で可愛いらしいもようが
浮き上がるように 仕上がりました。
使われた釉薬は、ー雪白釉ーと名付けましたが
まるで薄い雪に覆われているような美しい釉薬です。
私は、この白い釉薬が好きで よく使いますが 綺麗な色を出すのに
とても気を使う釉薬です。
丁寧に コンプレッサーを使って ２回施釉します。
中央に、5色の伝統的な色釉薬を使用しました。
どこか 日本的な美しさを感じる作品に仕上がりとても気に入っています。
ケーキ、和菓子、フルーツ皿、副菜皿 などに 活躍してくれるお皿だと思います。
色違いで 2点セットでお使いになつても 素敵だと思います。
尚、はなびら部分が少し凸になっていて 全体フラットな表面ではありませんが
ご使用に 支障はないと思います。
又 その様な絵付けゆえの美しさもありますので ご了承になってお選び下さい。
サイズ 径15.5cm （中、織部釉薬）
