[完成品] 1/72スケール ハセガワ製
日本海軍 陸上爆撃機 『銀河』 11型
生産:中島飛行機 設計:海軍航空技術廠
模型サイズ 全長:208mm 全幅:278mm 全高:74mm
ハセガワ製1/72スケールのキットをストレートに組立、塗装しました。主翼に燃料増槽タンクを搭載。塗装はエアーブラシによる吹付塗装で、本体上面が中島系海軍暗緑色、下面が無塗装(銀色)です。機内は中島系機内色、エンジンカウリングはカウリング色、プロベラはレッドブラウン日本機プロペラ色、スビンナーは銀色、タイヤはタイヤブラック色です。主翼前縁の黄橙色味方色別帯はエアーブラシ吹付塗装です。
尚、この商品は非常にデリケートな商品なので、発送には細心の注意を払って梱包致しますが、搬送途中で部品が脱落したり、折れたりすることも考えられます。入札はある程度の簡単な補修が可能な方の入札をお願い致します。また、この商品は他のサイトにも出品していますので、他のサイトで先に落札が掛かるかもしれませんのでご了解願います。入札が確認できたら、他のサイトの出品を停止または削除します。
陸上爆撃機『銀河』
『銀河』は昭和15年『15試陸上爆撃機』として開発が始まった。その要求は一式陸上攻撃機と同等の航続距離、零式艦上戦闘機と同等の速度で高速急降下爆撃機で、加えて攻撃機の任務の雷撃、水平爆撃も可能な機体でした。ちなみに日本海軍では『攻撃機』が水平爆撃と雷撃を担当し、『爆撃機』といえば急降下爆撃機を指す。従って『銀河』は名称からしてベースは急降下爆撃機です。戦闘機並みの高速を実現するため発動機は戦闘機用の中島『誉12型』を2基搭載。
魚雷や爆弾は胴体内に格納していた。
この高性能爆撃機の設計担当は航空技術廠の技術将校三木忠直少佐でした。三木忠直氏は戦後国鉄に入社し、『東海道新幹線』を設計された人です。0系東海道新幹線が何となく飛行機を連想するのも、もともと飛行機の設計をしていた技術者が設計したからだと思うと納得します。公職追放で三木氏は一時、国鉄を離れ小田急に移り、その時設計したのが日本発の高速列車『小田急ロマンスカー』です。その後国鉄に戻り東海道新幹線の設計に携わった。この話を知った上で改めて『銀河』を眺めると、尚更、美しく、洗練された実にいい飛行機だと思います。
終戦までに1100機が生産された。