2011年発売。compare notes/map:CN-0029
2007年、初のフル・アルバム『gellers』をリリース以降、FUJI ROCK FESTIVAL 07
の出演をはじめとする数々のライヴ、そしてメンバーのトクマルシューゴのブレイクと相まって一気に話題を集めたにも関わらず、翌年初頭突然の活動休止。そのまま伝説化すると思いきや、舌の根も乾かぬ2010年には、ゆるゆるずるずると活動を再開。圧倒的なライヴ・パフォーマンスを繰り広げてつつも、コアなファンから「あの人たちのことだから、また突然やめちゃうかも」と思わせぶりな態度を見せていた矢先、驚くことなかれ、ついに新作が届けられた。まずタイトル曲「Guatemara」のヴォーカルは、今や「世界の」の冠を奥ゆかしい態度で被る男トクマルシューゴが担当。中南米というよりは、若干リンガラ風味のギター・ワークとバックビートが心地良い今年の夏のサマーアンセムになりうる1曲。キラキラと明るくそして伸びやかな歌声で奏でられる本作は、「gellers
はちょっと男臭くて……」と敬遠気味だった文化系女子たちも魅了すること間違いナシの名品だ。そして、一時期バンドのメンバーとして参加していたシンガー・ソングライターHara Kazutoshi がゲスト参加で歌う「今日のできごと」は、はっぴいえんど(というより、鈴木茂&ハックルバックか?)風味の優しい佳曲。これまでのgellers
ではなかなか聴けなかった切なさが堪らない。そして、川副がヴォーカルを務める「Flashback Bitch
Song」は、男気とバンド・マジックが交錯するgellersらしい1曲。エンディングの混沌としたサウンドスケープは聞きモノ。また、本作には、某年某所でのカオシーなライヴ・パフォーマンスを4曲収録。ビデオマイク等で捉えられた音源が中村宗一郎のマスタリングの手を通って、どこかブート臭がする仕上がりになっているのも素敵だ。彼らの野蛮さと青臭さがイヤというほど堪能できる貴重な音源と言えるだろう。(発売・販売元
提供資料)
<収録曲>
1.Guatemala
2.今日のできごと
3.Flashback Bitch Song
4.M (Live)
5.Busucape (Live)
6.Colorado (Live)
7.9 teeth picabia (Live)
帯付き(若干ケース挟み跡1ヵ所)、プラケースにスレ、ブックレット1ヵ所ケース挟み跡。
その他概ね状態良好です。
送料は日本郵便のクリックポスト185円。
よろしくお願いします。